スタッフブログ

渡邉暢浩 の記事一覧

担当業務「医療・介護・福祉・地域」事業

真摯に誠実に! お客様へのひと言:他社との最大の違いは社員の人間力です。必ずお客様を幸せに近づけるこころと技術を持っています。

おしん

私の日課は、録画されたNHKの朝の連続テレビ小説と徹子の部屋を帰宅後みることです。

この二つの番組から、どんなに多くの生き方に関わることを教えられたかわかりません。

この二つの番組を毎日欠かさず見るようになったのは、あの東北大震災の後からだったよう

に思います。

 

そして、テレビ放送とレンタルビデオで見れるものはほぼ見終えていた最近、「おしん」が

TSUTAYAの棚に並んでいました。

 

正直言ってあまりにも有名になり過ぎていた「おしん」を見ることは少し躊躇がありました。

レンタルビデオで31巻もあるものを見切れるのか?とも思いました。

 

でも見始めるとその不安とも言えるものは完全に消え去りました。

 

私も60歳を超える歳となりましたが、これほどまでに人の“生き方”に関して、教えられたも

のはありませんでした。

人の生き方に関する本は相当数読みましたし、その各々から多くを学び感動しました。

しかし、「おしん」というドラマから教えられたことには、どの本もドラマもかないません。

 

このドラマが放映されたのは、日本がまさにバブルに突き進んでいた1983年。

生きることの目的・目標が金を稼いで使い、そしてためることの絶頂期に入っていた

時代でした。そんな時代に対する強烈な警鐘を鳴らしたのが橋田壽賀子の「おしん」

だったように思います。

 

まだ31巻の内12巻までしか見ていませんが、いままででも私はとてつもないことを教えてもらったと思っています。私の人生で「おしん」は最も基本的で最も深いものを教えてくれたと思っています。

どんな崇高なことが書かれている哲学書よりも多くのことを教えてくれていると思います。

その根本は若き日の逆境と主体性、そして人に対する愛でしょう。

コロナ禍の今、人の本質が問われている今、改めておしんが教えてくれていることを、我々は

素直に受けとめる時なのだと思います。

そのことが少しでもできれば、社会も会社も家族も、困難な時代を生き抜いていける方向を

向けると信じます。

提案営業

久しぶりにSMBCコンサルティングが行っているセミナーをネット受講しました。

タイトルは「提案営業の進め方」法人営業編。

講師は㈱リアルコネクト代表の小倉正嗣氏(中小企業診断士・MBA)。

そして、久しぶりにいいセミナーを受講したと感じました。

内容は一言で言えば、お客様企業の現状とありたい姿(未来)の間にある課題を

自己・自社の得意とするノウハウ・技術を活用し、その課題を解決すること。

その課題を解決できるために、自己・自社は何をしなければならないかを教えてくれています。

但し、この内容は私が日々考え実行していることとほぼ一致していましたから、

改めて今やっていることを更に掘り下げ、実行していきたいと思いました。

やはり、企業も相手は人です。相手の人が喜んでくれることを自己と自社の強みを高めながら継続して

実行していくことに尽きると思います。やったことは同等に必ず帰ってきます。それは今では

ないことの方が多いでしょうが、目的を持って主体的に実行していけば必ず結果は生まれてきます。

※久しぶりに長野に行ってきました。紅葉もあり絶景でした。

 

松陰と群馬

やっと緊急事態宣言が解除されました。このまま完全終息してほしいものですが、なかなかそれは難しいのでしょう?

なぜ、ここまで急速に感染者が減少したのか、その答えは誰も言い切れる人はいない。

ワクチンの普及が相当な要因であることは間違いないところですが、ウイルス自体の変異コピー

の失敗の問題も指摘されています。

ただ我々のできることは基本をより習慣化していくことしかありません。そのこと自体を、我々は改めて、我々が作ってきた社会的課題として認識して行動していく必要があることを、ウイルスは教えてくれているのだと思います。

話は変わりますが、最近群馬に時々行きます。長年お付き合いさせていただいている会社の経営者の方からの、今後の事業の拡大の形を作っていくためです。その会社は現在、川越と前橋に事業拠点を持たれています。川越周辺での拡充か、前橋周辺での拡充か。どちらが事業全体として成長・充実できるかの答えを出す為です。

企業立地に関する行政の姿勢・立地条件等調査を重ねました。

私も群馬へはゴルフで行くくらいで、ビジネスの場として調査したことはありませんでしたが、

政治家の排出、企業群の成長について、群馬に対するイメージは非常に強いというイメージを

持っていました。

実際に調査を重ねれば重ねるほど、群馬の企業誘致に対する強い施策が見えてきます。埼玉はある意味で東京に依存、群馬は自立。

高速道路網の発達、ネット環境の充実、仕事・生活環境の変化等を考えると、群馬の成長はさらに進んでいくでしょう。

しかし、その根っこにある要因は吉田松陰の思想にあると私は思っています。

明治初期、今話題の渋沢栄一が日本の形を大きく変えようとしていた時、吉田松陰の盟友楫取素彦が初代群馬県令(現在の県知事)になります。そこから、産業と教育に対する太い根っこが育ち始めます。それがあってこそ、今の群馬県の成長があることは間違いないでしょう。

群馬に学ぶことは多いと思います。素直な気持ちで学ぶべきは学ぶ姿勢を改めて作っていきたいと思います。

 

 

天才と人才

暑い夏、雨の夏が終わろうとしています。

でも、コロナ禍は終わろうとしていません。

 こんな夏が二回目になってしまいました。

 当たり前だった日々がここにはありません。

平和に慣れ切った日本。平時ばかりの時代を生きてきた日本。

 何か感傷的になってしまいそうな、夏には似合わない夏。

 でも時代は前へ進む。良くも悪くも。

しかし、私たちは次の世代が良い時代になるために前へ進みます。

 オリンピックが終わり、今、パラリンピックが開催されています。

オリンピック、パラリンピックの開催には、もちろん賛否両論あります。

 しかし、私は開催してもらって本当に感謝しています。

若い選手の方々から、とてつもない感動をいただきました。

新しい時代の力に感動しました。

 オリンピックの選手達はある意味で“天才”達の集まりでしょう。

しかし、天から与えられた才能だけでは、オリンピアンにはなれなかったはず。

彼ら彼女達には与えられた才能を開花させられた“人才”があったのだと思います。

しかし、その“人才”はその選手達だけにあったものではないと思います。

その選手達を囲む多くの人達の“人才”があったからだと思います。

選手の方々から多くの感謝の言葉がほとばしり出ていました。

心の底からこみ上げてきた言葉だったと思います。

 パラリンピックの選手達は、皆ハンディキャップを持って、より強い“人才”に

よってパラリンピックの選手にまでなれたと思います。そこには、また多くの

感謝の言葉があふれることでしょう。

 目的をもった意思のあるところには、必ずそれを支え助ける力が集まります。

 事業においても同じです。

 私たち川木建設の社員は、事業者の方々を支え助ける意思を持っています。

 そのことが形となった時、私たちの中に喜びがあふれます。

 

そういう出会いがあることを楽しみにして、毎日の業務にあたってまいります。

 

小事

一か月まえでしょうか?前回のブログで書いたのは。渋沢栄一。

私が行きついた最も尊敬する人が書いた“「生き方を」を磨く”という書物。

その中に「大志の人ほど小事をおろそかにしない」という章があります。

その文章をそのまま少し書きます。

「人はとかく大事をなすに当たっては、十人が十人まで慎重な態度をとって

これに臨むが、小さな物事に対してははじめから馬鹿にしてかかる傾向があり、

「なに、仕損じたところで知れたものだ」などとほとんど度外視している。

これは大きな考え違いではなかろうか。・・・・・・・」

と書いています。

まさにその通り。小事の積み重ねから大事に繋がる。それは、すぐには繋がりません。

それは、相手のあることが常であるから。その小事を自分の目的と主体性をもって

続けられた人にのみ大事が訪れるのだと思います。

 

それは人に対しても同じ。小学生も、中学生も、どこかの社長さんもありません。

人に対する誠実な真摯な心と態度をとりえる人が多くいる組織が本当に魅力的で

強い組織だと思いますし、人に感動を与えられる組織だと思います。

 

もうすぐオリンピックが始まります。その大きな舞台に立つ選手たちは、正に小事

を積重ね続けオリンピックという大事に到達した人達だと思います。

敬意を持ってその活躍を見守りたいと思います。