付加価値
キーエンスという会社があります。
営業利益率50%、社員の平均年収2000万円超、という超収益企業です。
その会社を題材とした「付加価値のつくり方」という本を読んでいます。
その基本は、顧客のニーズをどう読み取り、そのニーズを満たす製品を
作りつづけること。生産者目線でのニーズではない機能をいくら付加して
いっても売れる製品にはならない。
顧客のニーズに入る付加価値をどう読み取って、製品にしていくかが鍵
と言っています。
但し、ニーズにも2つあり、一つは顕在化したニーズ、そしてもう一つ
は潜在化したニーズ。顕在化したニーズを完全に製品化した場合は100点。
顕在化したニーズに潜在化ニーズを読み取って製品化出来た場合は100点
超。その超過する部分は、ある意味で無限大。それを事業としてシステム化
出来れば、超収益企業として世界で唯一無二の製品を作り続ける超収益
企業となる。
その潜在ニーズを徹底的に組み上げ、製品化できる企業体質が、キーエンスが
キーエンスたる理由だといいます。
我々建設会社も言われたものを言われた通りに建設することだけでは、企業の
潜在ニーズを建築に反映することはできないということだと思います。
100点で終わりではなく、そこから思考し動くことが他社にはないものを提供
できる建設会社となりえるのだと思います。
特に私の所属する営業部隊は、そこを基本としてお客様と、そして現場を
通して潜在ニーズを汲み上げ、いかにお客様の事業を成長させていくかを、
我々の成長の糧にしていくことが重要だと思います。
お客様と100点超の形を共に作っていきたいと常に思っています。
地域の潜在ニーズをくみ取り、100超を目指して実現化していきたいと思います。