スタッフブログ

渡邉暢浩

「医療・介護・福祉・地域」事業

都市計画

都市計画って何?
国の偉い方々が作るものというイメージがいまだに強いのではないでしょうか?
確かに、第二次世界大戦後から始まった高度成長時代、日本全国から大都市圏へ
どんどん人が集まり、個人のニーズを主体とした人口集積が無秩序的に進んでしまった
結果、そこに規制的に地域を用途割りしたのが、現在の都市計画といわれるものなのでしょう。

最近、新しい都市計画的な話に関わることが多くなってきました。
産業発展とSDGSに象徴される環境問題のバランスがこれからの都市計画の
大きなファクターであることは間違いないでしょう。
“古くなったから建替える”的な発想では、新しい時代のニーズを未来的に
吸収発展させることは出来ないでしょう。

人口が爆発的に膨張した結果としての現在の都市構造から、人口減少の時代に入った今、
足し算に慣れた我々は、引き算することをより学ばなくてはならないのだと思います。

国・県・市という行政からのプロダクト・アウト的発想からの都市計画から、
そこに住む人々、働く人々からのマーケット・イン的発想をベースにした都市計画へ、
変わることを軸としなければならないと思います。

その為に我々は何をしなければならないのか?

その一つの答えは、現場に行くこと。
住む人、働く人、経営する人のニーズ・ウォンツを未来的に吸収し、行政へ伝えていくことだと
思います。最近話をした行政の方も、現場に行くことの大切さを切に感じたと言われていました。
そういう人を一人でも増やしていくことが我々の使命の一つだと思います。