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渡邉暢浩 の記事一覧

担当業務「医療・介護・福祉・地域」事業

真摯に誠実に! お客様へのひと言:他社との最大の違いは社員の人間力です。必ずお客様を幸せに近づけるこころと技術を持っています。

都市計画

都市計画って何?
国の偉い方々が作るものというイメージがいまだに強いのではないでしょうか?
確かに、第二次世界大戦後から始まった高度成長時代、日本全国から大都市圏へ
どんどん人が集まり、個人のニーズを主体とした人口集積が無秩序的に進んでしまった
結果、そこに規制的に地域を用途割りしたのが、現在の都市計画といわれるものなのでしょう。

最近、新しい都市計画的な話に関わることが多くなってきました。
産業発展とSDGSに象徴される環境問題のバランスがこれからの都市計画の
大きなファクターであることは間違いないでしょう。
“古くなったから建替える”的な発想では、新しい時代のニーズを未来的に
吸収発展させることは出来ないでしょう。

人口が爆発的に膨張した結果としての現在の都市構造から、人口減少の時代に入った今、
足し算に慣れた我々は、引き算することをより学ばなくてはならないのだと思います。

国・県・市という行政からのプロダクト・アウト的発想からの都市計画から、
そこに住む人々、働く人々からのマーケット・イン的発想をベースにした都市計画へ、
変わることを軸としなければならないと思います。

その為に我々は何をしなければならないのか?

その一つの答えは、現場に行くこと。
住む人、働く人、経営する人のニーズ・ウォンツを未来的に吸収し、行政へ伝えていくことだと
思います。最近話をした行政の方も、現場に行くことの大切さを切に感じたと言われていました。
そういう人を一人でも増やしていくことが我々の使命の一つだと思います。

付加価値

キーエンスという会社があります。

営業利益率50%、社員の平均年収2000万円超、という超収益企業です。

その会社を題材とした「付加価値のつくり方」という本を読んでいます。

その基本は、顧客のニーズをどう読み取り、そのニーズを満たす製品を

作りつづけること。生産者目線でのニーズではない機能をいくら付加して

いっても売れる製品にはならない。

顧客のニーズに入る付加価値をどう読み取って、製品にしていくかが鍵

と言っています。

但し、ニーズにも2つあり、一つは顕在化したニーズ、そしてもう一つ

は潜在化したニーズ。顕在化したニーズを完全に製品化した場合は100点。

顕在化したニーズに潜在化ニーズを読み取って製品化出来た場合は100点

超。その超過する部分は、ある意味で無限大。それを事業としてシステム化

出来れば、超収益企業として世界で唯一無二の製品を作り続ける超収益

企業となる。

その潜在ニーズを徹底的に組み上げ、製品化できる企業体質が、キーエンスが

キーエンスたる理由だといいます。

我々建設会社も言われたものを言われた通りに建設することだけでは、企業の

潜在ニーズを建築に反映することはできないということだと思います。

100点で終わりではなく、そこから思考し動くことが他社にはないものを提供

できる建設会社となりえるのだと思います。

特に私の所属する営業部隊は、そこを基本としてお客様と、そして現場を

通して潜在ニーズを汲み上げ、いかにお客様の事業を成長させていくかを、

我々の成長の糧にしていくことが重要だと思います。

お客様と100点超の形を共に作っていきたいと常に思っています。

地域の潜在ニーズをくみ取り、100超を目指して実現化していきたいと思います。

 

 

 

WINーWIN 

もうすぐ2022年も終わろうとしています。

少し振り返ると、冬季オリンピックで始まり、ロシアのウクライナ侵攻で

世界が驚嘆し、戦争の傲慢さと残虐さがまざまざと我々の目の前に現れ、

それがまだまだ終わろうとしていない虚しさを感じ続けた一年だったように思います。

そして、最後に異次元のワールドカップを見ることができました。

日本のサッカーの成長を感じ、アルゼンチンが優勝した試合は、スポーツ

というものの偉大さをこれほどまでに感じたことはありませんでした。

サッカーというスポーツとそのスポーツに歓喜と涙をこれほどまでに感じた

ことは私の人生の中で初めてでした。これほどの感動を超えるものは、日本が

ワールドカップに優勝することくらいしかないのではないのではないかと思います。

 

前置きが長くなりましたが、最近また「七つの習慣」で学び得たことを思い返す

ことが多くなりました。主体性から始まり、目的を持つことの意味、そして

相互依存のレベルまで昇華できるのかということが自分の中でどこまで育って

来たのかという思いをすごく強く考えるこの頃です。

私の業務領域は営業ですが、WIN-WINという考え方が「七つの習慣」の相互依存

の領域での到達点として出てきますが、WIN-WINにも順番があると思っています。

まず顧客のWINがあって、その次に私たちのWINがある。この考えがないと、本当の

継続的信頼関係は出来ていかないと思っています。その中には当然バランス感は必要

ですが、結果的に時にはWIN‐winで、時にはwin-WINではあっても、顧客のWINを

先に考え行動する基本をぶらさずにやっていきたいと思います。

 

来年という皆様の未来の幸を祈念いたします。

 

 

埼玉と群馬

仕事は東京へ、遊びは群馬(方面)へ というのが

埼玉県人の生活スタイルの典型ではないでしょうか?

特にゴルフが好きな私は、休日はほぼほぼ関越道を下ります。

数年前に、井上真央さん主演のNHKの大河ドラマ「花燃ゆ」を見て、

今の群馬県の発展を理解する起点となりました。

明治初期、吉田松陰の盟友楫取素彦が群馬の県令(知事)になり、

群馬に松陰の思想がしみ込んでいったことが、群馬の現在の発展

の根っこにあるのではないかと私は思えてなりません。

東京に依存して発展することは出来ず、自らの発想と行動によってのみ

真の発展は出来るということが根付いていったのだろうと思います。

11月4日、名古屋で初めて埼玉県企業立地セミナーが開催されました。

大野知事自ら、約30分間埼玉の産業構造他非常にわかりやすくプレゼンを

され、春日部市・久喜市・富士見市の3市長が、市内の産業団地を中心と

プレゼンをされました。気持のこもったなかなかいいプレゼンをされておられました。

川越市も産業支援に力を入れ始めました。

群馬と埼玉は大動脈でつながっており、今後更にその関係力が日本の経済に与える

影響度は大きくなることは間違いないでしょう。

他社、他市、他県、他国から学ぶべきは素直に学び、主体的に行動していく。

その中で川木も出来ることを更に増やしていきたいと思います。

 

 

 

「埼玉Rich応援団」 参加しました。

世界の分断が進んでいます。平和という前提が大きく崩れようとしています。

海外の安価な生産コストを求めて海外へという動きが、国内回帰という動きに変わろうとしています。

今、埼玉にも多くの産業団地の計画が進んでいます。

その最も象徴的な動きが、7月20日から9月20まで募集要項の開示がされた圏央鶴ヶ島インター

の東側の埼玉県が整備した産業用地の公募であり、その北側に埼玉県が建築する最先端技術の発展を

後押しする埼玉ロボティクスセンターの建設、そしてインターの西側の産業系12号導入による新国道

407号線の物流施設の開発推進です。

今までの産業系団地のではない国の先端産業の集積エリアとする計画が大きく進んでいます。

ホンダが狭山から寄居に移転し、人の動きも大きな変化が生まれています。

企業の動きは私たち建築会社が考えているよりはるかに速い、ということを改めて肝に銘じる必要が

あると思っています。

埼玉県が県内企業立地の推進を明確に打ち出した一つの形「埼玉Rich応援団」に、川木も参加いたしました。

川越は観光産業発展に20年力を注いできました。その結果は出ました。

しかし、産業の発展支援は弱かった20年だと言わざるを得ません。住は職と連動するものあり、バランスが必要です。

川木建設も地域の総合的発展を支援する立場にあります。

マクロを俯瞰しながら、川越らしい街つくりを支援してまいります。