MY GOLDEN WEEK
今年のゴールデンウイークも父の死後20年間続く実家(福岡)への里帰りで終わりました。待つのは94歳になる母と猫だけです。盆・正月・五月の連休の3回。改めて計算してみると約丸一年分の日数となります。そしてその時間はほぼ家の中・外の整理・掃除・木の剪定でほとんどの時間が過ぎていきます。特に大変なのは何十本?何百本?もある木たちです。常に好きなように成長しようとするその生命力には驚かされます。年に3回しかないその時間は最も忙しく大変な時間ではありますが、生きている植物と最も会話が出来る大切な時間でもあります。
しかし、去年の末、100人以上の先祖の方々が永眠するファミリーヒストリーエリアに大木が倒れかかり、危うく多くの墓石が倒れてしまう危機一発の状況が目の前に現れました。一人では大きすぎて動かしようもなく、急遽兄に出動要請をかけ、二人でニアミス状態の大木を動かし、「良かったです」と、兄と二人で手を合わせて帰った年末でした。
木々といい状態で共生していくことは特に人間サイドに多くの努力を要請します。それは、人間サイドの都合で共生を強いている以上、それは人間サイドの義務と言えるでしょう。
このことは、人間サイドの要請で共生する建築物にも同じことが言えるでしょう。建物は人の命も生活も事業も守るためのものではありますが、その維持・管理を怠れば、脅威に変貌します。人の病気と同じように、症状が顕在化する前に、建物もプロサイドの定期的検診が必要です。
川木建設の様な地域の建設会社の一番の役割は、地域の建物に関するものを守ることによって、地域の生活・事業を守ることだと思っています。その役割をこれまでもこれからも真摯に続けていくことで地域の信頼を一つ一つ積み上げていきたいと思います。