技術の伝承と共有
こんにちは。獅子倉です。
この週末は台風10号の大雨や強風に備えていきましょう。
さて今回は、社内活動についてお伝えしたいと思います。
現場での施工に携わっているリニューアルチームや工事部工事チームのメンバーが情報共有や学びの機会として行っている「プロシード」についてです。
「プロシード」とは、「進む、続ける」などの意味があり、施工技術の成長を続けていくことや、さらに進化していくことを目指してイチ工事担当者からの発案で始まった技術共有会です。
工事担当者は日々、それぞれが別々の現場で施工管理を行っているため、個々人が経験したことや見たもの聞いたことを部署内で共有しにくい環境にあります。
そのため、個人の経験値によりスキルの差が生まれたり、ノウハウの偏りが出来たりします。
そのような個人の経験やノウハウをみんなで共有しようというのがこの「プロシード」です。
では、どのようなことを共有しているのかというと、その一部をご紹介します。
まず一つ目は養生に使った資材のお話です。
主に改修工事やリフォーム工事で多いのですが、既存の建物などに傷や汚れがつかないよう工事を行う際に「養生」を施します。
養生に使う資材の種類は様々で、シートやベニヤ板、マットなどを使うこともあります。
下の写真はエレベーターの中を養生した写真です。
今回共有されたノウハウは、この養生に使われているベニヤ板の商品についてです。
このベニヤ板は「発泡ベニヤ」と呼ばれ、ベニヤ板の裏側に発泡スチレンボードが付いていて、表面はベニヤ板で傷や汚れを防ぎ、裏側は発泡スチレンボードでエレベーターに傷をつけないよう工夫がされています。
このようなノウハウはその現場を経験した人の経験値で留まってしまうことも多いのですが、川木建設ではプロシードの機会を通じて、ベテランから若手までノウハウを共有しています。
そのため、自分では経験できないことや知る機会のないノウハウでも学ぶことが出来、また、自分の現場で生かすことでさらに良い施工計画、施工管理を行うことが出来ます。
毎月、プロシードによって、たくさんの情報が共有されています。
ベテラン社員にとっては当たり前のことでも、若手社員にとっては新しい発見となることもあります。
これまで蓄積されたノウハウに新しい技術や情報もプラスしてさらに進化し成長を続けている川木建設の現場のスタッフたち。
とても頼もしいです。