癒し
こんにちは。獅子倉です。
月は変わり3月になり、春の訪れを感じさせる暖かい日が続いています。
そして今年もやってきた「花粉シーズン」
目と鼻の痒さが一気にひどくなり、しばらくはマスク生活をやめられなさそうです。
テレビでは、風に揺れた杉から、黄色い花粉が大量に飛散しているシーンを見かけます。
この時期は肩身の狭い思いをしているであろう杉ですが、建築では欠かせない木材のひとつです。
まっすぐに伸びる杉の木は、昔から建物の柱に使われてきました。
また、杉の木目や色味がきれいなことから、壁や床など内外装の仕上材としても使われてきました。
杉に限らず、木材の木目には自然界によって生み出されたゆらぎがあり
その不規則なリズムが人の心身を癒す効果があるといわれています。
木の床や壁を見るとなんだかホッとするとか、落ち着くといった経験があるかと思います。
花粉には悩まされる杉ではありますが、その姿を変えると私たちの癒しとなってくれます。
さて、先日御引渡しをさせて頂いた「氷川の杜整備計画」の集会施設。
木造2階建てのこの施設は、木の美しさや温かさ、癒しを感じられる素敵な建物です。
さらに建物の周囲に植えられた様々な種類の樹々が、この先、50年、100年の時間をかけて
ゆっくりと氷川の杜をつくっていきます。
近くを流れる新河岸川沿いでは、間もなく桜が咲き始めます。
この春、3年間のコロナ禍で疲れた心身を、氷川の杜の樹々と美しい桜で癒してみてはいかがでしょうか。