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獅子倉賢治
営業部 課長
川木建設のBIMについて
こんにちは。獅子倉です。
このところ道を歩いていると、色とりどりの花を咲かせている紫陽花を多く見かけます。
日差しの少ない梅雨の時期ですが、紫陽花の花が目を楽しませてくれています。
梅雨は雨の恵みを頂きながら、植物も成長する時期。
草木が花を咲かせたり、実を実らせるのに大切な時期なのかもしれないですね。
そんな草木の成長のように、今、川木建設では「IT化」や「DX化」の取組みを成長させています。
その中のひとつに「BIMの推進」があります。
「BIM」とは、「Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)」の略称です。
言葉でお伝えするのがなかなか難しいのですが、BIMは図面を描くツールのひとつです。
川木建設だけではなく業界としては、建物の設計図や施工図を描くツールは「CAD」といわれるソフトを使うのが一般的です。
それがBIMになると、設計図や施工図などの「図」を描くというよりは、ソフトに部材や寸法などの情報を入力してその情報で画面の中に一度建物をつくり上げるのです。
実際の画面はこちらです。
上の図はひとつの建物をいろいろな図で表していますが、基本となる右上の平面を作成する際、建物や部屋の広さ、高さ、壁の厚さや種類などを入力すると平面の図と同時に、他の3種類の図も同時に作成されています。
これまでのCADではそれぞれの図を別々に作成していて、図面の線を1本1本引いていたものが、BIMでは寸法や種類などの情報を入力することで画面上に建物をつくり上げていきます。
建物が出来上がると建物のどの面でも、どの角度でも、どの断面でも表示できるので、今までの2次元の図面では分からなかったことも分かるようになります。図面作成の効率が向上するだけでなく、現場施工前に画面上で施工上の不都合や困難な箇所が分かるため、事前に施工方法の検討が出来、現場施工での問題を事前に解決することが出来ます。
これにより設計段階でも施工段階でも業務効率が上がり、業務スピードも上がっていくものと想定しおります。
BIMの導入は業界でもまだまだこれからではありますが、川木建設が先駆けて取り組むことで地域の皆様にどこよりも早く、分かりやすい図面の提供や効率の良い施工を提供できるようになると考えております。
川木建設でもBIMの導入は始まったばかりで、実際の設計や施工に取り入れるにはもう少し時間がかかりますが、よりお客様に喜んで頂ける仕事が出来るよう努力をして参ります。
今後もBIMの導入について進展がありましたら随時ご報告をさせて頂きますので、宜しくお願い致します。