相手の立場に立つ
こんにちは。獅子倉です。
このところの天候不順で風邪をひいたり、体調を崩されている人が
多いようです。
しばらくは梅雨の天気が続きそうなので、体調管理には気を付けたいですね。
先日、以前、弊社で木造注文住宅を建築させていただいた
2軒のお客様のお宅に訪問をさせていただきました。
どちらも介護や介助がしやすいトイレをご希望されたお宅で
実際にどのようにそのトイレを使われているかを教えていただきに
伺いました。
今回、弊社の協力会社さんを通じてご縁をいただいた
埼玉県立大学の國澤教授と小野助教、手摺のトップメーカーのナカ工業様が
トイレの手摺について研究をされており、実際のご自宅でトイレや
トイレの手摺がどのように使われているかを教えていただきたいとの
ご相談をいただき、お客様宅への訪問となりました。
私とリフォームチームの宮本係長が同行させていただきましたが
身体が不自由な方がどのようにトイレや手摺を使うのかを拝見させていただき
自分が思い描いていたものとは違って、とても勉強になりました。
歩行やトイレの使用のために取付けた手摺でも、実際に生活してみると
使いにくい位置にあったり、使いたい形状ではなかったりするものもあり
また、身体の状態が変化していく中で、さらに手摺が必要になる箇所が増えたりと
誰にでも使いやすいものはなく、お一人お一人にとっての使いやすいが
それぞれに違うということを学ぶことが出来ました。
公共施設や店舗といった不特定多数の方が使う設備ではなく
住宅という個人の方が毎日何回も使う設備であるからこそ
よりその人に合った設備になるよう、使う方のことをよく理解し
時には一緒に考え、よりよい設備にしていきたいと思いました。
今回の訪問が先生方の研究のお役に立ち、手摺を必要とされる方々が
より快適に過ごせる商品が開発されることを願っております。
ご協力いただきました2軒のM様に改めて感謝いたします。
ありがとうございました。