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渡邉暢浩
「医療・介護・福祉・地域」事業
世代を繋ぐ
明けまして おめでとうございます と 続けて、今年の抱負などを書いていくのが 普通ではありま
すが、今年の新年は、何か今までとは違った感慨から始まったと感じております。
毎年のごとく、最近は満員の新幹線で東京から小倉(福岡)まで、5時間の立ちっぱなしの、計8時間
の帰省田舎旅行。今年で88歳の米寿を迎える母が一人で暮す実家へ。いや一人と一匹と言った方
がいいでしょう。あと、一時間で帰るよと電話した時の母の声がいつもになく嬉しそうである。
私のことをそんなに待っていてくれたのかと?
何のなんの、私ではなく、愛猫レオが一週間ぶりに、私が電話した五分前にご生還されていたか
ら・・・
そんな 少し楽しい雰囲気の中の帰省であり、母の笑顔でありました。
が、しかし、帰省した翌日、自宅の妻より連絡が。
妻の母が危篤との連絡あり、今から実家(福岡)に帰るとのこと。
一緒に病院へ行ってみるが、そんなに早く逝かれるとも思えず、私も、少し遅れて妻も、
帰途についた矢先、亡くなったとの連絡が。
再度、福岡へ帰省。通夜・告別式へ参列。
ここからが、今日の本題です。
義理の母は、五人の子供を産み・育て、25人の孫・ひ孫に恵まれ、こんなにまでの家族に愛されて
逝かれた人の最後を私はみたことがありません。
子供たちを愛し、孫たちを愛し、ひ孫たちを愛し、そして家族の一員となった私たちをも愛してくれた
義母に感謝し、尊敬の念を抱かずにはおられません。
私の年中行事の中で最も心安らぐ時間があります。
私の先祖の方々、そして、その先祖の方々の近くにおられたであろうという方々のお墓、お墓、お墓
を、きれいにする時間。50年前に見ていた森の中で。
人が人を愛し、世代がつながっているということが、最近心の底からこみあげて来ます。
良き世代のつながりを、自分も主体的につくっていきたい、つくっていかねばと思います。
あの時、あの時の顔、笑顔がこみ上げてきます。それをつないでいきます。
(今年は MY野菜ファクトリーK-11も繋いでまいります)