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渡邉暢浩
「医療・介護・福祉・地域」事業
台風の目
台風の季節となりました。気象として。
災害のないことを祈ります。
ウクライナでは戦争という台風がいまだ吹き荒れています。
早く命が悲しみの中で亡くなっていく日々が終わることを祈るのみです。
さて、経済の台風の目はどこになるのでしょう?
世界的に見ると、あのバフェット氏が投資を強化するとの報道が出ている日本かもしれません。
日本の中では、現在建築中の第一工場に続いて、TSMCが第二工場の建設を決めた熊本を中心とした九州、そして、日本の企業連合体によるRapidus社の半導体工場工場ができる千歳市を中心とした北海道なのかも知れません。
それでは、埼玉県内で見るとどこが台風の目となるか?
それは、IHIの隣接地に高度先端技術を持つ企業が立地し、埼玉県が中小企業の高度先端技術を成長させる場として“さいたま ロボティクスセンター”を建設し、インターの西側一帯を物流企業の立地を推進する圏央鶴ヶ島インター周辺のエリアが最も熱い台風の目となることは間違いないでしょう。
そして、川越もその台風の目の一部になりそうな状況が強まっています。
今、川越市にも増形に県主導で産業団地が作られています。但し、その形は地域の企業が多く集積できる形ではありません。この20年の間に、川越市の隣接市町村には、多くの企業が新規立地してきました。
それは、市町村としての行政が企業誘致を積極的に進める為に、立地できる土地を行政の施策によって作って来たからです。
川越市も産業立地推進の重要性を再認識し、立地可能な土地の確保への動きを強めています。
産業化だけが地域の発展ではありませんが、やはり事業から派生する仕事が増えなければ、バランスの取れた発展はないでしょう。
住居はただ住むための箱ではありません。生活の拠点です。生計のもうひとつの拠点は、仕事場です。
川越らしく、生活の場をバランスよく提供していくことが、この地域で働く者の役割だと思います。
公私ともに充実した生活をできる場を共に作っていきたいと強く思います。