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渡邉暢浩
「医療・介護・福祉・地域」事業
戦争と平和
昔、帝政ロシアのトルストイが書いた「戦争と平和」という小説を読んだことを思い出します。
200年以上も前のナポレオン戦争の話ですが、それが今も現実に起きていること、人間の本質から溢れだしてくる愚かな歴史の繰り返しの犠牲になってしまう人々のことを思うといたたまれません。
沖縄が返還されて50年が経ちました。当時と現在の沖縄に対する国民の見方は大きく変わったのは間違いないでしょうが、米軍基地と経済的現実は沖縄県民の方々にとって大きな重圧のまま残っています。
ウクライナの国民が自分たちの国を、自らの意志と命をもって守り抜こうとしている姿に平和ボケしてしまった日本人がどういう意志と行動をもって「有事」に対することができるのか。戦争を体験していない世代がほとんどとなってしまった日本。
政治家・自衛隊任せにして、コロナ後の経済回復ばかりを考えることから、国家の本質というものを真剣に考え、行動していかなくてはいけない時代の入り口に我々はいることを思う日々です。