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獅子倉賢治
営業部 課長
10年
こんにちは。獅子倉です。
2021年3月11日 東日本大震災から10年を迎えました。
被災された皆様に改めてお見舞いを申し上げます。
もう10年、まだ10年。感じ方はそれぞれかと思いますが
私は「もう10年」なんだなと感じています。
2011年3月11日(金)14時46分
私は会社の駐車場で、今までに経験したことのない大きな揺れと
まるで地面が生きているかのような大きなうねりを感じたのを
今でもはっきりと覚えています。
大きな揺れが収まった後、社内や社員の無事を確認し、すぐに
当時の所属部署だった住宅事業部のお客様のお宅や建築中の現場を
訪問して回ったことも、つい最近のことのように覚えています。
しばらくは余震が続き、車を走らせていても何度も地震を感じるほどでした。
ある現場では、建物の中で材料が倒れたり散乱したりしていました。
また、その現場の周辺では、屋根の瓦が落ちているお宅を何軒も見ました。
あるお客様のお宅では、倒れかけた食器棚の扉が開けられなくなっていて
周りにあるものを使いながら何とか扉を開けたことも思い出します。
その夜、家族の無事と自宅の無事を祈りながらの帰り道は、電車が止まり道路は大渋滞。
普段では車で40分の道のりも、大渋滞の中、3時間ほどかけて帰りました。
数日後には、ガソリンを買い求める車の長蛇の列で、本社の前の国道16号は毎日大渋滞。
計画停電の夜は、何もかも無くなったかのような真っ暗な街の中を車で走り
信号機が灯らない交差点では恐る恐る道を渡っていました。
ふと思い出すだけでも、まだまだたくさんの記憶が蘇ってきます。
私どもが携わる建設という仕事は、そこで生活する方々の命を守る仕事でもあります。
地震だけでなく、台風や豪雨などの自然災害、火災や事故などの災害から人々を守るのも
建物の大切な役割の1つです。
地元の建設会社として、これからも地域の皆様を守れる建物づくりを行っていきますので
宜しくお願い致します。