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渡邉暢浩
「医療・介護・福祉・地域」事業
コロナに想う(今我々にできること)
緊急事態宣言が発出されて一か月が経ちました。
毎日毎日、新型コロナウイルス関連の報道が続いています。
私も今年は福岡への里帰りも出来ず、半ば在宅勤務中という状態です。
それは今の状況であれば、仕方なく、みんなでこの状況を乗り切っていくしかありません。
田舎の兄に電話すると、東京近郊に住んでいる人が田舎に来ることはやはり特別な目で
見られてしまうよと言われました。
一人で住んでいる母に電話しても、毎日毎日コロナのことばっかりやね、と笑って元気に
してくれていました。
先日、政府の新型コロナウイルス対策専門家会議の副座長の尾身茂氏が、コロナとの戦争
だという表現はやめたほうがいい、共生していくしかないと言われていたとのことを聞きました。
私もそう思います。人間と人間の傲慢と欲望、そして相手を否定していく考えが戦争を引き起こす。
コロナウイルスは、ある意味で人間の傲慢と欲望が生み出した自然界の生物でしょう。
共に生きていくしかありません。ただ今はコロナウイルスを受け入れる人間の免疫力
がありません。
人を受け入れる免疫も、コロナを受け入れる免疫も、こころとからだの違いはもちろんあります。
我々が乗り越えられない試練はありません。それは相手を受け入れることからでしかできないと思います。
科学の力を信じて、毎日できることをやっていくしかありません。5Sの基本を再度自分の中に根付かせる
ことだと思います。人間の優しさが試されているのだと思います。
こういう時にこそ、人を受け入れ優しくできる自分を作っていきたいと思います。
命の危機にある医療現場で働かれている方々の強い使命感に敬意を表します。