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渡邉暢浩
「医療・介護・福祉・地域」事業
選んだ道を
Ⅰ今、社会の心が、心の状態が、何かを強く求めていると思います。
日に日に増える新型コロナウイルス感染者の数、仕事を失う多くの方々、
そして、医療・介護関係の仕事をされておられる方々に対する心無い言動。
何にもがいているのか、わからぬままに。
最近、ある連続テレビドラマを見ていて、はっと気づかされる
言葉に出会いました。
“自分が選んだ道のどちらが正しかったのかではなく、自分が選んだ
道をいかにして正しいものにしていくのか“
そのことにこそ価値があり、重要なんだと。
「選択と集中」とよく言われます。ただし、その「選択と集中」
の後に、「実行」がなければ、その「選択」がとりあえずの「正解」
だったのか、間違いだったのかも分かりません。
依存した実行からは、自分の中に何も落ちていきません。
主体的な実行からこそ、自分の中に残り多くのものが残ります。
何を「選択」したかではなく、「選択」に基づきどう「実行」したかに
我々の価値があるのだと私は信じています。
どう考え、どう調査し、どう分析し、どう実行するのか?
実行しながら、考え、調査し、分析すればいい。
実行しなければ、どう考えたか、どう調査したか、どう分析したかは
すべて無駄になるし、“どう”ということを変えることもできません。
その実行とは、ただ体を動かすということでもありません。
意思を動かし、感情を動かし、言葉を動かし、それぞれを連鎖させていくことだと
思います。
自分の意思をもって、実行していくこと。
そのことを、「選んだ道を正しい道にしていくこと」が言っています。
もうすぐ、辛かった2020年も終わろうとしています。
今年という年をしっかり整理・整頓し、来年への準備を整えたいものです。